システム温度の取得
1. 1概念の簡単な説明
3つの異なる概念の温度の違いと説明。
| ピン/名称 | 範囲 | 説明 |
|---|---|---|
| 環境温度 (Ambient Temperature) | 商業用: -20℃ ~ +80℃ 工業用: -40℃ ~ +85℃ | 通称:室温 |
| チップパッケージ温度 | ジャンクション温度よりわずかに低い | チップ外部のパッケージおよび放熱(排熱)コンポーネントの温度 |
| システム温度 | +115℃を超えないこと | チップ内部の半導体素子の温度、通称:ジャンクション温度 (Junction Temperature) |
本文では、主にジャンクション温度について説明します。
1.2. 操作方法
1.2.1 照会可能なモジュール
findコマンドを使用することで、チップが単一領域(チップ中心)のジャンクション温度の読み取りのみをサポートしていることがわかります。
find /sys -name temp
1.2. 1 照会可能なモジュール 図1
1.2.2 照会操作
catコマンドを使用して、チップ中心のジャンクション温度を以下の通り確認します。
cat /sys/devices/virtual/thermal/thermal_zone0/temp
1.2.2 照会操作 図2
読み取られた値が「40810」の場合、チップ中心の現在のジャンクション温度が40.810℃であることを示します。
1.3. 拡張知識
ユーザーは特定のジャンクション温度領域のディレクトリに入り、詳細情報を確認できます。例えば、チップ中心のジャンクション温度領域の場合:
cd /sys/devices/virtual/thermal/thermal_zone0/
ls
- 拡張知識 図3
この中にtrip_pointのグループが表示されます。これらtrip_pointのパラメータはデバイスツリーで設定可能です。
【該当領域のジャンクション温度】がtrip_point_0_tempの設定値(本ファームウェアのデフォルトは+115℃)に達するかこれを超え、さらにtrip_point_0_hystで設定された時間その状態が継続した場合、チップ全体が自動的に再起動します。