QRコード認識
修正履歴
| NO | バージョン | 修正内容 | 修正日 |
|---|---|---|---|
| 1 | Ver1.0 | 新規作成 | 2026/06/29 |
この文書の情報は、文書を改善するため、事前の通知なく変更されることがあります。最新版は弊社ホームページからご参照ください。
株式会社日昇テクノロジーの書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
1. QRコード認識概要
二次元バーコード/QRコード(2-dimensional bar code)は、特定の幾何学パターンを一定の規則に従って平面(二次元方向)上に配置し、白黒パターンによってデータ記号情報を記録するものです。コード化では、コンピュータ内部の論理基盤である「0」「1」のビットストリームの概念を巧みに利用し、二進数に対応する複数の幾何形状によって文字や数値情報を表現します。画像入力装置または光学スキャナにより自動読取りを行うことで、情報の自動処理を実現します。バーコード技術と同様に、各コード体系には固有の文字セットがあり、各文字は一定の幅を持ち、一定の誤り検出・補正機能を備えています。また、異なる行の情報を自動識別する機能や、図形の回転変化に対応する機能も備えています。

図1-1 QRコード構造
CSUN RV1126B基板での実行効率:
| アルゴリズム種別 | 実行効率 |
| QRコード認識 | 32ms |
| 一次元バーコード認識 | 29ms |
2. クイックスタート
2.1 開発環境の準備
本ドキュメントを初めてお読みになる場合は、『入門ガイド/開発コンパイル環境の準備と更新』を参照し、関連する手順に従ってコンパイル環境をデプロイしてください。
PC側のUbuntuシステムで run スクリプトを実行し、Docker開発環境に入ります。手順は次のとおりです。
cd ~/linuxshare/work/rv1126b/jp/embedded/images/develop_environment./run.sh 2204
図2-1 Docker開発環境の起動
2.2 ソースコードのダウンロード
Docker開発環境で、ソースコードリポジトリを保存する管理ディレクトリを作成します。
cd /opt/linuxshare/work/rv1126b/jp/AI/demo/ai-algorithmgitツールを使用して、管理ディレクトリ内にリモートリポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/csunltd/rv1126b-ai-toolkit.git※GitHubのWebページからダウンロードする場合でも、リポジトリ全体をダウンロードしてください。本サンプルに対応するディレクトリだけを単独でダウンロードしないでください。
※すでにダウンロードした場合、飛ばしてください。
2.3 サンプルのビルド
サンプルがあるディレクトリに移動してビルドを実行します。具体的なコマンドは次のとおりです。
cd rv1126b-ai-toolkit/Demos/algorithm-qrdecode/./build.sh cpres* 依存ライブラリは開発ボード上に配置されているため、クロスコンパイル中は /mnt のマウントを保持する必要があります。
sudo mount -t nfs -o vers=3,proto=tcp,mountproto=tcp,nolock,retrans=5,timeo=5 192.168.10.85:/ /mnt* build.sh スクリプトに cpres パラメータを指定すると、Release/ ディレクトリ内のすべてのリソースが開発ボードへコピーされます。

図2-2 サンプルビルド結果
2.5 サンプル実行および結果
コンパイル済みのものを基板にコピーします。
cp Release/\* /mnt/userdata/Demo/algorithm-qrdecode/※./build.sh cpresでコンパイルした場合、自動的にコピーされます。
シリアルデバッグまたはSSHデバッグで開発ボードのバックエンドに入り、次のようにサンプルのデプロイ先へ移動します。
cd /userdata/Demo/algorithm-qrdecode/サンプルを実行するコマンドは次のとおりです。
./test-qrdecode EASY-EAI-QRcode.png
図2-3 QRコード認識サンプル実行結果
Docker開発環境でテスト結果写真を基板からコピーしましょう。
cp /mnt/userdata/Demo/algorithm-qrdecode/result.jpg .
図2-4 QRコード認識結果
認識結果は下図通りです。

図2-5 一次元バーコード認識サンプル実行結果
同じプログラムで一次元バーコード画像も認識できます。
./test-qrdecode 1-code.pngEASY-EAIコンパイル環境でテスト画像を取得できます:
cp /mnt/userdata/Demo/algorithm-qrdecode/result.jpg .結果画像は次のとおりです:

図2-6 一次元バーコード認識結果
APIの詳細説明およびAPI呼び出し(本サンプルのソースコード)については、以下を参照してください。
3. QRコード認識API説明
3.1 参照方法
お客様がローカルプロジェクトからEASY EAI APIライブラリを直接呼び出せるように、本プロジェクトでリンクする必必要がありますがあるライブラリおよびヘッダファイルなどを以下に示します。ユーザーはそのまま追加できます。
| 項目 | 説明 |
| ヘッダファイルディレクトリ | easyeai-api/algorithm/qrdecode |
| ライブラリファイルディレクトリ | easyeai-api/algorithm/qrdecode |
| ライブラリリンクパラメータ | -lzbar |
3.2 QRコード認識実行関数
QRコード認識実行関数原型次のとおりです。
int qr_decode(cv::Mat src, struct qrcode_info \*p_info)詳細は次のとおりです。
| 関数名: qr_decode() | |
| ヘッダファイル | qrdecode.h |
| 入力パラメータ | src:OpenCV Mat形式の画像 |
| 出力パラメータ | path:QRコード検出の結果出力 |
| 戻り値 | 成功時の戻り値:0 |
| 失敗時の戻り値:-1 | |
| 注意事項 | なし |
4. QRコード認識サンプル
サンプルディレクトリとしてDemos/algorithm-qrdecode/test-qrdecode.cpp、操作フロー如以下。

図4-1 QRコード認識アルゴリズム処理フロー
参考サンプルは次のとおりです。
#include <opencv2/opencv.hpp>#include <stdio.h>#include <sys/time.h>#include "qrdecode.h"
using namespace cv;
int main(int argc, char **argv){ if( argc != 2) { printf("./test-qrdecode xxx\n"); return -1; }
struct timeval start; struct timeval end; float time_use=0;
Mat image; image = cv::imread(argv[1], 1);
gettimeofday(&start,NULL);
struct qrcode_info info; qr_decode(image, &info);
gettimeofday(&end,NULL); time_use=(end.tv_sec-start.tv_sec)*1000000+(end.tv_usec-start.tv_usec);//マイクロ秒 printf("time_use is %f\n",time_use/1000);
printf("x1:%d\n", info.x1); printf("x2:%d\n", info.x2); printf("y1:%d\n", info.y1); printf("y2:%d\n", info.y2); printf("type:%s\n", info.type); printf("result:%s\n", info.result);
rectangle(image, Point(info.x1, info.y1), Point(info.x2, info.y2), Scalar(0, 255, 0), 3);
imwrite("result.jpg", image);
return 0;}