AI-sCare+介護見守りシステム
AI-sCare+は、AI画像解析、IoTセンサー、WebRTCライブ映像を組み合わせ、介護施設の見守り、夜間巡回負担の軽減、異常検知、介護記録連携を支援する介護向けAI見守りシステムです。
介護現場では、夜間巡回、転倒・体調急変の早期発見、記録作業、プライバシーに配慮した映像活用など、多くの課題があります。AI-sCare+は、カメラ・センサー・AI・映像配信・録画・通知を組み合わせることで、スタッフの確認作業を支援し、より安定した見守り運用を目指します。
現在、AI-sCare+関連システムは 8施設・700室 で導入されています。
この資料で分かること
このページでは、AI-sCare+介護見守りシステムの基本構成、利用シーン、技術要素、導入時の確認ポイントをまとめます。
- 介護見守りシステムの全体構成
- AI画像解析とIoTセンサーの役割
- WebRTCライブ映像と録画機能
- 夜間巡回負担軽減の考え方
- 介護記録連携の考え方
- プライバシーに配慮した映像活用
- PoC・導入前に確認すべきポイント
介護現場の主な課題
介護施設では、以下のような課題が発生しやすくなります。
- 夜間巡回の負担が大きい
- 転倒や体調急変を早期に発見したい
- スタッフの経験により確認品質がばらつく
- 誤検知が多いと、かえって現場負担が増える
- 介護記録の入力や確認作業に手間がかかる
- 映像を使いたいが、プライバシーへの配慮が必要
- カメラ、センサー、記録システムが分散しやすい
AI-sCare+は、これらの課題に対して、AI画像解析、IoTセンサー、映像確認、録画、通知、記録連携を組み合わせて対応します。
システム概要
AI-sCare+は、居室内のカメラ映像や各種IoTセンサー情報をもとに、利用者の状態を確認し、必要に応じてスタッフや管理者へ通知するシステムです。
主な構成要素は以下です。
| 構成要素 | 役割 |
|---|---|
| AIカメラ / カメラモジュール | 居室や対象エリアの映像取得 |
| AI画像解析 | 姿勢、動き、異常状態などの認識 |
| IoTセンサー | 温湿度、トイレ人検知、生体情報などの補助データ取得 |
| 生体センサー | 在床・離床、呼吸、心拍などの状態把握 |
| WebRTCライブ映像 | iPad / PC などから低遅延で映像確認 |
| ローカル録画 | 状況確認、振り返り、AI改善用データとして活用 |
| クラウド / サーバー | 状態判断、通知、記録連携の基盤 |
| クライアント画面 | スタッフ・管理者向けの確認画面 |
見守りの流れ
AI-sCare+の基本的な見守りフローは以下の通りです。
- カメラとセンサーが居室内の状態を取得
- AI画像解析とセンサーデータにより状態を判定
- 必要に応じてクラウドまたはサーバー側へ結果を送信
- iPad / PC などのクライアント端末に通知
- スタッフが映像・録画・記録情報を確認
- 必要なケアや対応を実施
この流れにより、すべての確認を人の巡回だけに依存するのではなく、AIとセンサーを活用した補助的な見守り体制を構築できます。
主な機能
AI自動巡回
AI画像解析により、居室内の状態を自動的に確認します。
夜間の定期巡回を完全に置き換えるものではありませんが、確認が必要な場面を把握しやすくすることで、スタッフの負担軽減を支援します。
異常検知
転倒、長時間の不自然な姿勢、動きの変化など、介護現場で注意すべき状態を検知するためのAI認識処理を組み合わせます。
検知対象や判定条件は、施設運用やカメラ設置環境に合わせて調整できます。
誤検知低減
居室、利用者、照明条件、ベッド位置などが異なると、単純な画像認識では誤検知が増える場合があります。
AI-sCare+では、現場データを活用しながら認識精度を改善し、余計な確認作業を増やさない運用を目指します。
WebRTCライブ映像
WebRTCを利用することで、iPadやPCから低遅延で映像を確認できます。
現場に行く前に状況を把握したい場合や、異常通知後の確認に活用できます。
ローカル録画・動画検索
映像をローカルに録画し、必要な時間帯を検索して確認できます。
異常発生時の状況確認、スタッフ間の共有、AI認識改善のためのデータ確認に利用できます。
介護記録連携
検知イベントや確認結果を介護記録システムと連携することで、手作業の記録負担を減らします。
運用に合わせて、記録項目、通知内容、連携方式を設計できます。
プライバシー配慮
介護現場で映像を扱う場合、プライバシー対策は重要です。
AI-sCare+では、ぼかし処理、ローカル録画、アクセス制御、必要最小限の映像確認など、施設方針に合わせた設計を検討できます。
技術構成
AI画像解析
人物検出、姿勢推定、動作認識、異常状態検知などのAI認識アルゴリズムを組み合わせます。
用途に応じて、以下のような認識処理を検討できます。
- 人物検出
- 姿勢・状態認識
- 転倒検知
- 離床・在床状態の把握
- 長時間静止や異常姿勢の検知
- 施設運用に合わせたカスタム認識
IoTセンサー連携
映像だけでなく、センサー情報を組み合わせることで、より安定した状態判断を行います。
連携例:
- 温湿度センサー
- トイレ人検知センサー
- 生体センサー
- 在床 / 離床センサー
- 呼吸 / 心拍情報
- 居室環境データ
WebRTC / 録画SDK
WebRTCによる低遅延ライブ映像、ローカル録画、動画ダウンロード、PC / iPad 向け画面などを組み合わせます。
主な用途:
- 遠隔映像確認
- 異常通知後の映像確認
- 録画検索
- スタッフ・管理者向け確認画面
- クラウド / サーバーとの映像連携
エッジAIとクラウド連携
AI処理は、カメラ本体、エッジAI処理基板、AIエンジン、クラウド側処理など、システム構成に応じて分担できます。
現場側で処理したい場合は、エッジAI基板を活用できます。
複数施設や大規模運用を想定する場合は、クラウド側での管理・通知・分析機能も組み合わせます。
導入で期待できる効果
AI-sCare+の導入により、以下のような効果が期待できます。
- 夜間巡回の負担軽減
- 異常発見の早期化
- スタッフ確認作業の効率化
- 記録作業の省力化
- 映像とセンサーを組み合わせた状況確認
- プライバシーに配慮した映像活用
- 施設運用に合わせた見守りシステム構築
PoC・導入前の確認ポイント
導入前には、以下の項目を確認することをおすすめします。
設置環境
- 居室の広さ
- ベッド位置
- カメラ設置位置
- 照明条件
- 夜間の明るさ
- Wi-Fi / 有線LAN 環境
- 電源位置
検知したい状態
- 転倒
- 離床
- 長時間静止
- 不自然な姿勢
- トイレ利用
- 呼吸・心拍などの生体情報
- スタッフ通知が必要な状態
運用ルール
- 誰に通知するか
- どの端末で確認するか
- 録画をどの程度保存するか
- 介護記録とどう連携するか
- 映像確認権限をどう管理するか
- プライバシー方針をどう定めるか
関連技術
AI-sCare+は、以下の技術と組み合わせて構築されます。
- カメラモジュール
- エッジAI処理基板
- AI画像認識アルゴリズム
- IoTセンサー
- WebRTCライブ映像
- 録画SDK
- クラウド通知
- PC / iPad クライアント画面
- 介護記録システム連携
関連製品・資料
よくある質問
既存施設にも導入できますか?
はい。既存施設への後付け導入も検討できます。
ただし、カメラ設置位置、ネットワーク、電源、プライバシー方針、既存記録システムとの連携条件を事前に確認する必要があります。
PoCだけでも相談できますか?
はい。PoC段階から相談できます。
まずは対象居室、検知したい状態、使用するカメラ・センサー、通知先、録画方針を整理し、小規模検証から始めることをおすすめします。
カメラ映像のプライバシー対策はできますか?
はい。ぼかし処理、録画範囲、保存期間、アクセス権限、ローカル録画など、施設の運用方針に合わせて設計できます。
AI認識アルゴリズムはカスタマイズできますか?
はい。施設や用途に合わせて、検知対象や判定条件のカスタマイズを検討できます。
カメラ映像、センサー情報、運用条件を確認したうえで、必要なAI認識処理を設計します。
お問い合わせ
AI-sCare+介護見守りシステムの導入、PoC、カスタマイズ、技術資料については、お問い合わせください。
- 介護施設向け見守りシステムの導入相談
- AI画像解析のPoC相談
- WebRTC映像確認・録画SDKの相談
- 介護記録システム連携の相談
- カメラ・センサー構成の相談