Cortex-A9高性能開発キットTiny4412の開発手順連載 (7)

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Cortex-A9高性能開発キットTiny4412の開発手順連載 (7)

投稿記事by dwtechadm » 月 8 12, 2013 5:14 pm

ARM/Cortex-A9・4コア Tiny4412開発キット詳細URL
3.2 Androidコンパイル環境構築

Step1: Ubuntu12.04.2 64bitインストール、(注、Ubuntu12.04ではなく、 Ubuntu12.04.2である);
Step2: Ubuntu12.04.2で Android コンパイル環境インストール;
Step3: CDから Android 4.2.1 のリソースコード、カーネルリソースコード、クロスコンパイラ等をコピー、インストール。カーネルと Android4.2.1のコンパイルにしよする;
Step4: fastboot などの Android 用ツールをインストール。

3.2.1 Ubuntu12.04.2インストール 64bitシステム[/ネットワークから Ubuntu12.04.2 64bit の DVD イメージをダウンロードする。ダウンロード先:http://releases.ubuntu.com/precise/、ファイル名:ubuntu-12.04.2-desktop-amd64.iso、CDを作成する。
注:インストールする時はオフラインインストールを薦める。
(例を示すのみで、ユーザーがインストールする時、IDを自由に設定出来る)

1) Ubuntu12.04.2のインストールファイルをオーペン:

2) 言語選択
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3) サードパーティーソフトウェアとアップデートの選択、全部無効とする:
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4) パーティション設定、仮想マシン(VMなど)でインストールする時は、第1項を選択;他の場合は第2項、別のパーティションを選択:
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5) 選択後、continue:
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6) インストール完了後、システム再起動:
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7) 再起動完了後、ネットワークケーブルを接続、ユーザーIDとパスワードを登録する。
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[b]3.2.2 Ubuntuシステム設定


3.2.3 rootユーザーでログイン
組み込み式開発ではよくシステムツールを使用する、例えば minicom と ifconfigなど。従って、便利で開発するため、root ユーザーでログインと薦む。デフォルトではUbuntu は一般ユーザーで登録するため、次の手順で設定する必要がある
コマンドラインで動作する、ターミナルコマンドラインモードに入る、左側上一番目のボタンをクリック、term入力、結果中ターミナルツールを選択、゛ターミナル゛起動:
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先ず、 root のパスワードを設定する。ターミナルで sudo passwd rootを入力、 root ユーザーのパスワードを二回入力する、下記図の通り:
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次、su root入力、rootユーザーでログイン、コマンドプロンプトが長すぎるため、ここでexport PS1='[\u@\h \W]$'を入力、プロンプトを再設定する、次に cp -p /etc/lightdm/lightdm.conf /etc/lightdm/lightdm.conf.bak を入力、 lightgdm 設定をバックアップする:
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vi /etc/lightdm/lightdm.conf コマンドで /etc/lightdm/lightdm.confをオーペン:
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ファイル最後で1ライン追加:
greeter-show-manual-login=true
最終内容は下記図の通り:
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保存、再起動、ログイン画面で、゛ログイン゛をクリック:
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root 入力、パスワード入力、 root ユーザーでシステムをログインする。

3.2.3.1 Androidリソースコードコンパイル必要なソフトウェアパケージインストール
Ubuntuのデフォルトインストールでは、ソフトウェア開発関連キットはないため、先ず関連ソフトウェア開発キットをオンラインインストール必要がある。
Step1、 Tiny4412 付属CDからtools ディレクトリ下の ubuntu ディレクトリを tmp ディレクトリにコピー。ネットで iso ファイルをダウンロードする場合では 、下記のコマンドで isoをロードし、コピーする:
# mkdir –p /mnt/iso
# mount –o loop Tiny4412-20130707.iso /mnt/iso
# cp /mnt/iso/tools/ubuntu /tmp/ -a
# cp /mnt/iso/tools/ubuntu /tmp/ -a
(注:#はプロンプト、入力必要がない)

Step2、 jdk6インストール:
# cd /tmp/ubuntu/jdk6/
# chmod 755 install-sun-java6.sh
# ./install-sun-java6.sh

Step3、最後、install-devel-packages.shスクリプト実行、ソフトウェア開発関連ソフトウェアパッケージをオンラインインストール:
# cd /tmp/ubuntu/
# chmod 755 install-devel-packages.sh
# ./ install-devel-packages.sh
途中でソフトウェアパッケージダウンロードの提示があり、 Y入力確認する。

3.2.4 クロスコンパイラインストール
本章で使用するのは arm-linux-gcc-4.5.1で( Mini210 と同じ)、カーネルコンパイルの時は自動的にarmv7コマンドセットそ使用し、ハードウェア浮動小数点演算をサポートする。
インストールプロセスは下記の通り:
Step1:CDの Android ディレクトリ中の arm-linux-gcc-4.5.1-v6-vfp-YYYYMMDD.tgz を/tmp ディレクトリにコピーし、ディレクトリに入り、解凍コマンドを実行する:
#cd /tmp
#tar xvzf arm-linux-gcc-4.5.1-v6-vfp-YYYYMMDD.tgz –C /
注:C の次にスペースがあり、Cは大文字、英語の゛Change゛の頭文字で、ここではディレクトリ変更(チェンジ)の意味とする。
コマンド実行、 arm-linux-gcc を/opt/FriendlyARM/toolschain/4.5.1 ディレクトリ下にインストールする。

Step2:コンパイラのパスをシステム環境変数に追加し、コマンド実行する。
#gedit~/.bashrc
~/.bashrc ファイルコンパイル、 注 ゛ bashrc ゛前では1つの ゛ . ゛があり、 編集後は export PATH=$PATH:/opt/FriendlyARM/toolschain/4.5.1/binとなる。保存、終了。
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システムログイン(再起動必要ばない、スタート->logout)、設定有効、コマンドラインでarm-linux-gcc –vを入力、下記の情報が表示し、クロスコンパイル環境がインストール成功と表示する。
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続く
dwtechadm
 
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登録日時: 月 2 25, 2013 1:35 pm

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