Mini2440組込Linux移植ステップバイステップガイドライン(8)

Mini2440/Mcro2440等開発ボード関連のフォラーム

Mini2440組込Linux移植ステップバイステップガイドライン(8)

投稿記事by dwtechadm » 火 9 10, 2013 7:15 pm

3.16  USB外部デバイス設定
Linux-2.6.32.2カーネルはUSB外部デバイスに対するサポートは豊かで、S3C2440のUSB Hostドライバサポートを含めるため、カーネルを設定するだけ、次は各種USB外部デバイスの詳しい設定手順である

3.16.1  USBキ―ボード、スキャナ、マウスの設定とテスト
カーネルソースコードディレクトリのターミナルにmake menuconfigを入力し、次のサブメニューオプションを順に選択する
画像
カーネル設定メニューが出る

画像

スペースキ―を押して、゛USB Human Interface Device (full HID) support゛を選択し、このように、USBボタンボードとマウスオプションを設定する
注:ここの設定オプションが対応するカーネルソースコードディレクトリは:linux-2.6.32.2/drivers/hid/usbhidであり、その中のUSBキ―ボードとバーコードスキャナの原理は同じ


3.16.2  USBキ―ボード、スキャナ、マウスをテスト
カーネルソースコードルートディレクトリに移動し、make zImageを実行し、生成した新カーネルを開発ボードにプログラミングし、ファイルシステムroot_qtopiaを使用し、テストする。USBキ―ボード、マウスとタッチスクリーンを同時にサポートする、また、ホットスワップをサポートし、使用しやすい。前の手順にタッチスクリーンのクリックを通じて既にqtopiaグラフィックスシステムに入ったため、ここで直接USB HUBを探し、USBマウスとキ―ボード、USBバーコードスキャナなどに接続できる。マウスを使用してアプリケーションを見つける、例えばqtopiaの"付箋"機能、起動するとキ―ボードで、各英語文字を入力でき、USBバーコードスキャナで、バーコードを直接にスキャンし、入力できる。下図を参照する
画像


3.16.3 USBメモリードライバを設定
USBメモリードライバはSCSIコマンドを使用するため、まずSCSIサポートを追加する
Device DriversメニューにSCSI device supportを選択し、Enterで入る
画像
次スペースキ―を押し、オプションを選択する

画像
Device Driversメニューに戻り、USB supportを選択し、Enterボタンを押してUSB supportメニューに入る、゛<*> USB Mass Storage support゛を探して、選択する、下図を参照する

画像
汎用USBメモリードライバなどのモバイルメモリは多数FAT/FAT32フォーマットを使用し、だからFAT32ファイルシステムのサポートを追加する必要があり、カーネル設定メインメニューのもとに次のメニューオプションを順に選択

画像
FAT32ファイルシステム設定サブメニューに入り、゛File systems゛メニューで゛-*- Native language support --->゛を選択し、日本語、中国語と英語のエンコーディングをサポートできる。下図を参照する
画像

次のコーディングを選択する
画像
終了、設定保存。

3.16.4  USBメモリードライバをテスト
上述の手順に続き、カーネルソースコードルートディレクトリからmake zImageを実行し、生成した新カーネルは開発ボードにプログラミングし、USBメモリードライバを先ず差し込み、システムが起動してからコマンドラインのコンソールに入り、この時のUSBメモリードライバに次の情報が出る。
画像
この時、USBメモリードライバは既に開発ボードの/udiskディレクトリに自動的にマウントされ、同時にQtopiaシステムにタスクバーにアイコンを確認できる、下図を参照する
画像
USBメモリードライバにあるすべてファイルは゛ドキュメント゛グループに表示されるが、ディレクトリ名前は表示しない、ファイルは多すぎると、リストはかなり数がある。
説明:QtopiaはQtopia 2.2.0プラグインを通じてUSBメモリードライバを自動マウントできる、MMC/SDカードまたはUSBメモリードライバの第一のパーティションとして識別する。フォーマットはVFAT/FAT32/FAT16などで、USBメモリーやSDカードを識別出来る場合、VFAT/FAT32/FAT16のフォーマットを先ず確認する必要がある。

3.16.5 USBカメラの設定とテスト
Linuxカーネルバージョンをよく更新される理由はドライバサポートを追加するのが主な一つ原因である。ディレクトリLinux-2.6.32.2は既にほとんどUSBカメラドライバをサポートするが、メーカーのUSBカメラドライバが上層に提供するインターフェースは異なり、カーネルがカメラをサポートしても、普通のUSBカメラアプリケーションは認識できない。次はカーネルにUSBカメラを設定する手順である
Device DriversメニューにMultimedia devicesを選択し、Enterで入る
画像
゛*゛オプションを選択し、Video capture adaptersを選択し、入る

画像
メニューでオプションを探し、入る

画像
GSPCA based webcamsを選択し、入る

画像
GSPCAはユニバーサルタイプのUSBカメラドライバプログラムであり、サポート項目をすべて選択、下図を参照する。

画像画像

ここまでユニバーサルタイプのUSBカメラドライバを設定した、新しいカーネルバージョンの場合、項目も追加する

3.16.6  USBカメラをテスト
カーネルソースコードディレクトリにmake zImageを実行し、生成されたカーネルを開発ボードにプログラミングし、デフォルト・ファイルシステムroot_qtopiaを使用し、USBカメラダイナミックプレビューと撮影プログラムがある
カメラを開発ボードのUSB Hostポートと接続、゛USBカメラ゛プログラムをクリックし、撮影画面に入りフォーカス、パラメーターを設定出来る。゛Snap゛で撮影する。撮った写真はドキュメントグループに保存される。
画像


備考:
良くある質問:USBカメラはWebブラウザブラウザで見れません
mjpegソフトウェアを使用し、ネットを通じてUSBカメラを制御、ブラウザでアクセスする時、次の情報が出る

画像

原因:mjpegソフトウェアはUSBカメラタイプをサポートしない
解決方法:
(1) 別タイプのUSBカメラに変更
(2) USBカメラドライバプログラムインタフェースをサポートするように、mjpegのソースコードを変更する
説明:Linux-2.6.32などのハイバージョンカーネルはユニバーサルタイプのUSBカメラドライバをサポートするが、ドライバ毎に上層に提供する画像ディコードインターフェースは異なるため、mjpegソフトウェアは一部分モデルのUSBカメラしか認識できない。提供するQtopiaバージョンのUS Bカメラダイナミックプレビュープログラムはユーザーのフィード・バックより、より多いUSBカメラが上層に提供する画像ディコードインターフェースサポートを追加する。
3.16.7 USB無線LANの設定とテスト
新しいLinux-2.6.32.2カーネルは多数USBカメラドライバをサポートし、他にUSB無線LANもサポートし、次はUSB無線LANを追加する手順である
まずワイヤレスネットワークプロトコルを追加し、メインメニューにNetwoking supportを選択し、Enterで入る

画像
図のようなサブメニューが出て、Wirelessを選択し、入る。ワイヤレスネットワークプロトコルを設定始める

画像
゛*゛の各項設定を選択する

画像
カーネル設定メインメニューに戻り、Device Driversを選択して入る。ワイヤレスネットワークカードのドライバを設定する、下図を参照する

画像
ネットワークデバイスサブメニューに入り、図のようにワイヤレスネットワークデバイスサブオプションを探し、入る

画像
また゛[*] Wireless LAN (IEEE 802.11) ---> ゛ サブメニューを選択して入り、各モデルUSB無線LAN設定を選択する。実際の情況よりテストを選択し、付属DVDはLinux-2.6.32.2カーネルを移植する。全て選択。

画像

3.16.8 USB無線LANをテスト
3.16.9 USBシリアル変換を設定
3.16.10  USBシリアル変換テスト



----------続く
dwtechadm
 
記事: 60
登録日時: 月 2 25, 2013 1:35 pm

Return to ARM9ボード関連

オンラインデータ

このフォーラムを閲覧中のユーザー: なし & ゲスト[0人]

cron